夜間飛行「鍼灸師が教える一人でできる養生法」を購読する。

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夜間飛行というサービスのことを知ったのはいつだったかよく覚えていない。有料のメールマガジンが届くもので、ラインナップがすごいなあと思っていた。気になる書き手は複数いたのだけれど、そもそも新聞以外の読み物は、特集や記事によって買い、定期的に買う習慣がそもそもない。それに、海外暮らしに定期購読というランニングコストに躊躇していた。

それがなぜ台湾で養生メルマガか。

実は日本にいた頃、ひどいアトピーを発症させてしまったことがある。最初はアトピーだと気づかないくらい急激な身体の変化だった。元々小児ぜんそく持ちで、それが 20 代前半にはアレルギー性鼻炎に変わり、アトピーになったのは 30 代に入ってからのことだった。こういう体質は「アレルギーマーチ」と有り難くもない名前があるらしい。

どれもすべてアレルギー体質に起因する。その上、すぐに風邪を引くわ、無理すると発作が出るわ、疲れやすいわで、おのずと自分の身体が低空飛行だと知ったのだった。それ以降、問題はどうやって自分の付き合うかなのだと考えるようになった。

 

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アトピーを発症したのは、20 代で仕事に明け暮れていた頃のこと。連日終電で帰宅し、週末も取材や出張に出かけることが多く、身体が悲鳴を上げたのだ、と思うほかない生活だった。だから、台湾に留学する前に、どうしたって身体のことを考えなきゃいけなかった。たいして若くもない時期に海外に飛び出して、大きな病気でも発症したら、帰国以外に選択肢は無くなる。少々の風邪だって心細いのにましてや入院なんてしたくもない、と。

著者の若林理砂さんは、鍼灸師だ。彼女のことを知ったのは Twitter(@asilliza)で、毎日、養生予報という名で、日々の過ごし方をつぶやいている。今は台湾にいるから、直接的にどうということはないけれど、過ごし方の参考にしている。

台湾に来る直前、都内で若林さんが開いた陰陽五行の勉強会が開かれた。そこで(そうか、台湾なら中医と接する機会があるかもしれないから、基本的なことを知っておくのはいいかも)と思って参加した。深すぎて正直、よくわからなかったのだけれど、当日の資料はいまでも手元にある。

その後、ご著書『安心のペットボトル温灸』で、タイトル通りにペットボトルを使ったお灸の本が紹介され、一時帰国の際に買い込んで、台湾に持ち帰ってやってみた。確かに、悩まされていた蚊のかゆみにも聞いたし、大哥の肩こりにも効いたし、何よりなんだか気持ちいい。

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ただ、Twitter には養生の長期予報はなく、メルマガでしか読めない。結局、養生は長期的な日々の身体との付き合いだし、Kindle で読めるし、と、夜間飛行さんの策?にハマる形で、購読を始めた。内容としては、少し長期的な養生予報のほか、ご自身が「養生メシ」として日々の食事を紹介し、漢方という角度から身体との付き合い方、注意することなどが盛りだくさんである。まあ、台湾は湿度やら気候やらが大きく違うので、必ずしもすべて当てはまるわけではないけれど、やっぱり養生に関する考え方を日本語で知ることができるのは貴重だ。

メルマガを読みながら、実はいま通っている気功の教室の先生が毎回、口にするセリフとバッチリつながった。ちなみに気功の先生は毎回、こう言うんである。

生病看醫生,養生靠自己

つまり、病気は医者に頼るもの、養生は自分次第、ということ。これは、若林さんが著書の中で「不摂生による不調を治す魔法なんてない」という項で述べることと重なる。

 養生法として書かれていることって、幼児の頃に教わる基本的な生活習慣とものすごくよく似ているのですよ。(略)養生法は不摂生を帳消しにする魔法ではないのですよ。
 言ってみれば、「そういうの」を守れないとなると、何となく不調って状態からは脱せないってことでもあるの。そうすると、対症療法的にサプリメントを飲んだり、何かを塗ったり、やたらに温めたり、生野菜ばっかり食べてみたり、肉や魚をやめてみたり……極端なことに走ることになります。(略)
 生活習慣を整えるのをさぼって、その分、健康法や特別な治療法に時間やお金を費やすのって、なんかおかしくない?

身体や生活習慣を整える。海外にいるからこそ、整えておきたいもんである。


 

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