台湾でネットから生まれた阿福の曲がステキな件

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初めて阿福の曲を聴いたのは、台湾ドラマ『五月に降る雪』(原題:記得・我們有約)だった。

一世を風靡した台湾ドラマ『流星花園〜花より男子』の F4 メンバー朱孝天(ケン・チュウ)と、映画『あの頃、君を追いかけた』でその人気が急上昇した陳妍希(ミシェル・チェン)が主人公となって繰り広げるラブストーリーで、1 話が終わると今ごろが見頃とされる油桐花(ヨウトンファ)の映像のバックに曲が流れた。それが阿福の曲《如果有如果》だった。

 

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ストーリーがほのかに切ないものだっただけに、繊細な、それでいて透き通る阿福の声は、ドラマにピッタリだった。

「姐姐、この曲、知ってる?」と、大哥の堂妹(いとこ)が言ってきたのは、だから、台湾に暮らすようになってずいぶん経ってからのことだ。まだ大学生の彼女が差し出したスマホから流れてきたのは、あの《如果有如果》だった。一緒に聴きながら、阿福はネットから生まれたアーティストなのだと教わった。

思わぬところで点と点がつながったものだから、ついでに調べてみた。確かに、彼女が YouTube にアップした曲をきっかけにして、アーティストになったことが書かれている。

Youtube に、ブルーノ・マーズが参加した B.o.B の「Nothing on You」のカバー動画を投稿したところ、人気動画となりデビューに至った。Yahoo!奇摩で 2011 年の新人歌手賞を受賞した。(Wikipedia「鄧福如」より)

その他、彼女自身の曲もあるけれど、カバーしているのはやっぱり彼女の声にぴったりの、ちょっと切ない、そんな感じの曲が多い。中でも、わが家で繰り返し聴いているのは、台湾が誇るアーティスト周杰倫(ジェイ・チョウ)の《青花瓷》をカバーしたこちら。

こちらの方が歌詞を翻訳されていた。日本語でだって歌詞を読むと内容は深みがあることがわかるけれど、補足として、この曲が中国の大学や高校の入試問題に使われたことなども紹介されている。いや、普通の歌詞の翻訳だって十分に大変だと思うのだけれど、特にこの曲を訳すのは大変だったろうなあ。ありがとうございます。

愛・C-POP研究所「青花瓷

さて、中華系の音楽は J-POP ならぬ、C-POP と称される。いまや中国大陸で大きく稼ぐ人たちが増えている一方、マーケットとして日本で楽曲を発表して正式デビューしている人もいる。ただ、阿福がオモシロいのはやっぱり、YouTubeという動画サイトへの投稿から火がついた、という点だ。なんだかとても現代的ではないか。

もう一つオモシロいのは、彼女は子どもの頃、テレサ・テンが好きだった、というエピソードだ。彼女の実力の確かさを物語っている気がしてならない。曲づくりのこととか、カバー曲をどうやって決めているのかとか、何かインタビュー記事がないかと探してみたのだけれど、見つけられなかった。残念なのは去年あたりから作品が発表されていないこと。新曲を楽しみに待ちたい。

参考)百度「邓福如


 

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