台湾式披露宴に共通するいくつかのこと。

150511

喜帖をもらった。披露宴に行こう」と言われ、ある週末、夫婦して初めて披露宴に参加した。喜帖とはつまり、披露宴招待状のことだ。お祝いということはもちろんだけれど、自分たちが披露宴をやった時と同じこと、違うことを確かめたい気持ちもありつつ、会場に向かった。大哥の古い飲み友達だという新婦はその日、とてもキレイな姿で登場した。

披露宴に関しては以前にも「台湾の披露宴マナーあれこれ」や「台湾式披露宴のアレコレ。」とご紹介してきた。ちなみに自身も含めると、台湾で披露宴は 3 度目となる。そのすべてに共通していて、なおかつ周囲から「台湾ではこうだよ」と言われ、日本とは違うもんだなあと思ったことをいくつか紹介しよう。

 

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渡したご祝儀袋はすぐに

衝撃だったことの一つが、ご祝儀袋の扱いだ。日本ではご祝儀袋は目の前で開けたりしないが、台湾では受付で開けるのが一般的。初対面でも家賃やら給料やらを話題にする文化と、お金の話は避ける傾向にある文化の違いだろうか。いや、実用的だと言うべきかも。台湾のご祝儀袋「紅包(ほんばお)」の外装は普通の封筒と変わらず、日本のように水引はないから開けるのも楽なのだ。日本の水引はキレイなんだけども、何しろ出すのもしまうのも手間がかかる。すぐに計算ができるというのはメリットかもしれない。

婚紗の写真は持ち帰り用

婚紗というのは、披露宴会場に飾られる二人のラブラブな写真。台北の林森北路あたりにはこの婚紗の撮影スタジオが並んでいるし、市内でもあちこちで撮影する姿を見かけるし、ドラマや映画でも出てくる。わたしたちは撮らなかったが、台湾では「結婚と言えば」的なお決まりのことのよう。披露宴当日、婚紗は動画のようになっていたり、写真が小さなカードになって受付近くに置かれている。このカードは謝卡といって招待客が記念に持ち帰るために準備されたものなのだ。ご自由にどうぞ。

早めに着いた招待客はどうする?

今回の招待状に「 6 時開宴」とあり、わたしたちの披露宴と同じ時間が告知されていたのだけれど、新郎新婦が入場したのはふた組とも 7 時だ。その間、何をするか。日本だと新郎新婦と会話したり写真を撮ったりできるのは、歓談の間が多いけれど、実は早めに会場へ着いた後、控え室に挨拶に行く。何なら新婦との写真はそこで撮ってしまう。先に素敵な姿を見てしまうのはなんだかもったいない気もするのだけれど、挨拶だって重要だ。特に新婦側の参加者は、ここで引き出物(といっても器とかその手のものではなく、喜餅という披露宴の土産用菓子)やお土産が渡されることがある。

座るテーブルは決まっている

日本では、招待客のリストがあり、その人が座る座席の位置から引き出物の内容まで、主催側が把握している。そして来た人は自分で名前の書かれたプレートを探して座るのが一般的だ。台湾ではあの名前の書かれたプレートがないことが多い。じゃ、フリーで座るのかと言えば、そうではない。テーブルの中は自由だけれど、実は主催側が各テーブルに座る人を決めている。今回の披露宴では、早めに着いて「ここかなあ」などと座っていたら、後から主催側の人がやってきて「すみません、20番のテーブルにお願いします」と言う。手元にはバッチリ、招待客の名前とテーブル位置が整理されたエクセル表が。やっぱり数えないと準備できないものね。

帰るタイミングは自分で

食事のメニューは、各テーブルに一覧が置かれている。出てきたお料理で、進行状況が判断できる。デザートが出てきたら、終わりの合図だ。入り口方向に、おそらく新郎新婦が立っている姿が見えたら席を立ってよい。タイミングは自分で決められる。場合によっては途中で帰るのもアリだそう。また、出されたお料理が食べきれない時は持ち帰るのもOK。同じテーブルの人に相談してみよう。

日本でもずいぶんと披露宴に参加した。どちらもお祝いの場なのだけれど、違いはやっぱりあるものだし、それは善し悪しの問題ではない。違う、というだけだ。ただまあ、なんというか、台湾式はなんだか気が楽でいい。違うのもいいなあ、と思うんである。

 


 

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