少し前に《接接在日本》(邦題:台湾から嫁にきまして。)が同僚たちとの間で話題になった。イラストはほのぼのしているが、デザインはキッチリしていて、日本への視点がオモシロく、読み応えのあるイラストエッセイだ。日本では 1 冊しか出ていないけれど、台湾ではシリーズで 3 冊めまで発売されている。ドラマ化もされた『ダーリンは外国人』とは逆の視点だというのも、また読み応えに影響していたのかもしれない。両者がオモシロいのは、文化や風習の違いは、視点の違いにもつながっていて、(そんなモノの見方するんだ!)という驚きをもっているからなのだろう。
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国際結婚といえば、またまたこんなデータを見つけた。ニッセイといえば保険と川柳だけれど、実はいろいろな基礎研究をやっている。日本人の結婚のうち、国際結婚の比率があがっている、というお話だ。最初は、国際結婚数自体が増えているわけではなく、総数が減っているから相対的に国際結婚が増えてるだけじゃないの?と思ったら、違った。実際に国際結婚の件数が増えている、というものだった。
国際結婚が増えているのは、海外に出ている人が増えていることと連動しているんじゃないだろうか。留学や青年海外協力隊などは減っているけれど、企業の海外進出は増えている。そのあたりとの連動で考えると、もうちょっと違うデータの読み方があるかもしれない。
ちなみに、国勢調査のデータから、国際結婚の数字を拾おうと思って統計局のサイトを見てみたのだけれど、わかりにくすぎて、たどり着けなかった。外国人統計は楽なのになあ。探し方にもコツがあるんだろうけれど、挫折した。構造がわかりにくすぎる。
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さて、台湾の国際結婚はどうなっているのだろう。今度は、台湾のデータにあたってみた。
総婚姻数 外国籍 日本合計 日本人夫 日本人妻
2010 277,638 8,169 855 648 207
2011 330,654 8,053 950 716 234
2012 286,768 7,887 862 660 202
2013 295,272 7,950 862 609 253
2014 218,124 6,358 619 448 171
内政部統計月報・國籍別結離婚登記。2014年は9月現在のデータ
ざっくり言って、年間約 3 %が国際結婚という割合だ。そのうち 1 割が日本人で、うち 4 分の 1 が日本人女性ということになる。実はわたしの周りには、台湾人男性と結婚した日本人女性が多い。だから勝手に、そういう人が多いもんだと思っていたら、日本人男性が台湾人女性と結婚するケースのほうが多いことがわかった。そうかー。
そうそう、最近、彼女たちと話していてみんな同じ理由で旦那さんとケンカしたことがある、ということがわかってきた。改めて書くけれど、これがなかなか根が深い、んである。
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