台湾家庭、台湾語と付き合う方法

13台湾で暮らし、台湾人家庭とのやり取りが必要になった日本人は、相手の言葉とどんな付き合い方をしているのだろうか。中国語を学んでいたとしても、台湾人がパートナーとなると、中国語だけでは済まないことがある。特にパートナー以外とのコミュニケーションをどうするかは、結婚初期、大きな課題になるのではないだろうか。付き合い始めはよくわからないでいたけれど、友達に会ったり、実家に行って家族の紹介を受けると、台湾語を中心に生活していることがわかってきた。

 

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中国語には孝順という語がある。この語は、親孝行であることを意味する。日本で嫁いだ友人たちからよく聞いたのは、ダンナの実家に行く苦痛だった。ただ、それぞれ口を揃えていっていたのは、「でも、1 年のうち年末年始くらいだから、まだ我慢できるけどね」だった。台湾では、そのくらいの頻度では台湾では孝順に当たらない。毎週末帰るのが孝順なんだそう。

大哥は很孝順、つまりとっても親孝行。実家に帰るのが年末年始だけなんてあり得ない。毎週できるだけ時間を作って実家に帰る。それが彼の週末の過ごし方だ。たいてい実家でお義母さんお手製の食事をいただき、食事の後は玩牌、つまりカードゲームをして過ごす。賭けポーカー、十三隻だ。たいていの台湾人は十三隻ができる。ジョーカーを抜いた 52 枚を使って、4 人でやるカードゲームで、3+5+5 の組み合わせの優劣を競う。ちゃんとお金を賭ける。「家族内でしかやらないから、勝っても負けても同じなんだよ」と聞いて納得した。

 

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また十三隻をする理由を、彼らは「ボケ防止だよ」と言う。よく、中国の映像でお年寄りが麻雀する姿が映し出されるが、そう言う理由だったのとわかった。確かに、自分の手元のカードを組み合わせ方法だけでなく、手元のカードから残りのカードを考え、どうしたら負けずにいられるかなどなど、実に頭を使う。

台湾語のできないわたしが採った大哥家族とのコミュニケーション方法は、家族の十三隻に参加するというものだった。これなら言葉をそれほど使わずとも、同じ時間を過ごすことができる。最初は何を言っているのかちっともわからなかったけれど、まず大哥の付き添いから始め、少しずつルールを覚え、家で自主練をこなし、その結果を実家で試し、何度も繰り返すうちに一人で参加できるようになってきた。

利点は、トランプなので台湾語の数字がわかるようになること。それは市場での買い物の際の聞き取りにつながった。また、遊びとはいえ結構真剣になっている姿を見ていると、義父母の性格が少しずつつかめてきた。今、義父母はわたしが実家に行くのを楽しみにしてくれている。台湾語は相変わらずよくわからない。だけど、コミュニケーションは、やっぱり言葉だけ済ませないようにしよう、と思うのだった。

 

 

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