海外で日本語を使って仕事する

works社会人人生のほとんどを編集という仕事に費やしてきた。企画を考え、原稿を読み、校正し、自分で取材して書く。この繰り返し。扱っていたジャンルは、日本語教育という専門分野だった。日本語教育能力検定試験という日本語教師を目指す人たちに向けた情報誌などを作っていたこともあって、台湾に来る時、複数から「日本語教師のバイトやったら?」と言われたのだけれど、その難しさも知っている身としては、おいそれと引き受けられる仕事ではない。第一、教えることに向いていないと思ったから編集になったわけで。となると、文章を書くことと編集すること、あとはまだ発展途上だけれど WordPress の制作が自分の持つスキルだ。海外でやっていけるだろうか、という不安がつきまとっていた。まさかその日本語が必要なんだと言われるとは思っていなかった。

 

スポンサーリンク

先月から、台湾の翻訳会社で日本語の校正の仕事を始めた。平日午後は毎日、翻訳された原稿と原文を突き合わせる。実務翻訳は思っていた以上にオモシロく、これまで知らなかった世界が広がっていると気づいた。それも面接で社長から「日本語の力が必要なんです」と言われてのこと。中国語はまだまだだけれど、言語で広がっていく世界の様子を垣間見るのは、やっぱりオモシロい。

並行してやってるのは、BNG パートナーズが運営しているサイトのインタビュー記事の構成。インタビューされたデータから、記事を作成してほしい、という依頼で、最初は運営サイトのうち 1 つだったのだが、継続していただけるようになった。これまでに運営サイト 4 つのうち、今のところ 3 つまでやらせていただいている。原稿を編集するその力がほしい、という有り難い話。

 

スポンサーリンク

あと、最近もらった話がある。正式稼働前なのだけれど、可能性としてオモシロいなあと思ったので記しておく。それは日本人のお子さんに向けた作文指導だ。Facebook で時折書いていた文章を友人が読んでくれていて、「もうね、絶対お願いしようと思っていたの」と言う。親御さんでは指導にならないのだとか。自分の持つスキルを生かすことができる機会であるのと同時に、なんだかオモシロそうなので引き受けることにした。この話を海外長期滞在経験のある友人にしたら、「海外に住みながら、子どもが文章のプロの作文指導を受けられるなんて、贅沢だなあと思います」というメッセージが届いた。

最後に担当していたのが日本語教師向けのシリーズ物で、その中に作文指導に関する 1 冊があった。その時に、しこたま作文に関する書籍を読んでいたこともあって、再度おさらいすることにした。それにしても、日本語を読み書くということが、いろんな角度でつながっていくことにちょっと驚いている。スキルの可能性は、思っている以上に広いのかもしれない。それがどれほど平凡であっても、同じ経験、スキルを持っている人は一人もいないはずだから。

日本語教師の7つ道具シリーズ3 作文授業の作り方編

新品価格
¥2,160から
(2014/11/19 12:40時点)

 

 

 


 

スポンサーリンク

Post Navigation