台湾選挙の投票率70.4%に思うこと

20149he12014 年 11 月 29 日、台湾で台湾選挙史上最大規模とされる統一選挙「九合一」が行われた。外国人なのでもちろん選挙権は持っていないのだけれど、野次馬として投票所までくっついていき、当日は選挙速報をテレビ観戦し、台湾の選挙の様子を観察していた。なにしろ初めてのことで、テレビで速報を見ながらいろいろと気づいたことがあるので、まとめてみよう。ちなみに、左の写真はその青と緑に染まったテレビ画面。見ているうちにわからなくなってしまい「えーと、緑がどっちだっけ?」と何度も確認するような始末だった。次からは混乱しないで見られるはず。

参考)各選挙区の結果と得票率
「2014九合一 大選專區」

 

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台北市長選のこと

まず、台湾総統選挙の足がかりとされる台北市長選では、前評判通り無所属の柯文哲氏 85 万票、対戦候補で国民党から出馬した連勝文氏 61 万票と、25 万票の差をつけて勝利した。両者は、外国人の素人目から見ても、来歴とこれまでの実績、話す内容、記者への切り返し、パフォーマンス、どれをとっても差があった。簡単にまとめると一般市民代表対富裕層代表の戦い。驚くのは、それでもなお連勝文氏の得票数が 60 万票を越えている、ということ。不思議だったので台北市長選のこれまでの数字を見てみたら、1998 年以降に行われた 4 回の選挙でずっと与党・国民党が勝利してきたことがわかった。また、連候補の父親が国民党の名誉主席だということと合わせて、なるほど、そういうことなのか、と納得した。

参考)歷屆縣市長候選人得票率

今回の選挙結果については、台北市長をはじめ、国民党の歴史的大敗が報じられている。選挙結果を地図に落とした色分けを見ていると、22 選挙区のうち国民党 6、民進党 13、無所属 3と圧倒的だ。それまでいわれていた「北藍南綠(北部は国民党、南部は民進党)」という勢力図にじわりと民進党が歩を進めたような色合いだ。全体の得票数でみても、民進党のほうが若干上回っている。

参考)國民黨慘輸台北台中 華爾街日報:這讓北京很不安

日本の投票率と比べる

今回の選挙では、全体平均 70.4%という投票率だったそう。実は、投票の様子を見ていて、日本よりずっと盛り上がっているなあと勘違いしていた。改めて日本の投票率を確認して(あれ? 日本も悪くないじゃん)と思い直した。どうやら自分の投票率の記憶として、10年前の 60%を切ったあたりが刷り込まれてしまっているらしい。前回の衆議院議員選挙が 69.28%だったというから、いい勝負といっていい。

目で見る投票率(総務省選挙部作成/平成24年3月)

来月、日本でも選挙が行われる。投票率がすべてではないけれど、台湾と同じように「もう投票行った?」とあいさつが交わせるようだといいなあ。どうか冷めないで、たくさんの人が自分の権利をきちんと使ってほしいな、と思う。

 

 

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