新しい仕事というスリリングなタスク。

guidebook新しい仕事に挑戦した。日本から来台するガイドブック取材班の同行通訳である。しばらく前に依頼があり、台湾側スタッフで事前打ち合わせを行い、取材先候補にアポを入れ、スケジュールを確定していくことおよそ 80 件。春節休みに二二八記念日の連休も重なって、取材先との連絡はちっともスムーズではない中、日本からの取材班を迎えた。

取材日程は 2 週間。担当したのは、午前と休日の取材同行、Google カレンダーを使ったスケジュール表の管理である。Google カレンダーはともかく、同行取材も通訳も初めてのことで、取材前から大いに緊張していた。取材班の方には言えなかったけれど、わずか 1 年半ほどの学習歴で通訳なんぞ務まるのか、ってことである。

 

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取材前に渡された資料を見て、その件数の多さと、行ったことのない場所ばかりであることに泣きそうになった。ただ、引き受けてしまった以上、やけのやんぱちである。事前に渡されていた資料を読み、地図で場所を確認し、さらに下見に行くなどして、限られた時間内で自分にできる準備をした。

取材の際は、わからない語がバンバン出てきた。最初は冷や汗タラタラだったし、連日寝付けないし、逃げ出したいとさえ思った。けれども、ある時、気持ちを切り替えた。いや、それでもできることはある、とにかく自分にできることをやろうと。

キーワードで意味のわからない語はすぐさま辞書を引き、聞き取れないと書いてもらい、相手の言っている意味がよくわからないことは「おっしゃったのは〜〜という意味ですか」と繰り返して確認したり「それはこういうことでしょうか」と自分にわかる語で言い換えたり、そのときにわからなかった語を帰ってきて調べたり……とにかく自分にできることをやった。

大いに役立ったのは日頃の暮らしである。何しろ取材先は台湾である。食べ物ならどんなときに食べるのか、一般家庭ではどうやって作っているのかを、モノならそれにはどんな背景があるのかなどなど、これまでに培ってきた知識を補足していくよう心がけた。それは通訳仕事の範疇ではないのかもしれないのだけれど、記事を書く際には参考になるかもしれない、と思ってのことだった。

終えてみて思うのは、本当に貴重な機会をいただいた、ということである。新しい仕事を引き受けるのは多いに勇気が要るけれど、飛び込んでみたら想像していた以上の世界が広がっていて、やっぱりオモシロいなあと思うのだった。ちなみに写真は、今回の取材でいただいた名刺や資料の一部。取材先の皆さんと、スタッフの方々に心からお礼申し上げます。ちなみにそのガイドブックは6 月に出版予定とか。出版後に改めてご紹介します。


 

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