台湾で旬のマンゴー 3 種。食べて比べて調べてみた。

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日本はまだ梅雨だそうだが、台湾は夏真っ盛り。連日、焼けるような日差しが続いている。気温は真夏の東京並みで 35 度、体感気温に至っては 40 度を超す。すでにセミの声は響き渡っているし、夕方のスコールがあることも。

こうした季節のずれは、たとえば旬のモノの違いをもたらす。日本では果物といえば秋が旬だが、台湾では夏こそが果物の旬となる。市場に行けば、バナナ、桃、ブドウ、スイカ、パイナップルといった日本でもお馴染みの種類に加えて、ドリアン、パッションフルーツ、ライチ、グァバ、ドラゴンフルーツといった南に見られる各種のフルーツがどっさり並ぶ。

そして、台湾のフルーツ代表といっていいのがマンゴー。台湾を旅行した人なら、ガイドブック片手にマンゴーかき氷を食べた!という人や、迪化街でドライマンゴーを買った、という方も多いのではないだろうか。今年は、東京・表参道に台湾発のスイーツ店「アイスモンスター」が出店し、話題となった。

 

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台湾の行政院農業委員会のサイトによれば、マンゴーの原産はインドで、ウルシ科の熱帯の果樹、インドで 4000 年以上前に栽培が始まった記録があるのだそう。オランダ人の到来とともに台湾に入り、現在では台南や屏東、高雄などが主要な産地とされる。ちなみにこの 3 か所はいずれも台湾の南部で、気候的には熱帯にあたる。余談だが、台北の気候は亜熱帯。間に北回帰線を挟んでいるので、南北でも気候区分が違うのだ。

さてマンゴーにも、改良などでたくさんの品種がある。日本で主に流通しているのは赤みがかったオレンジのアップルマンゴー(愛文芒果)と呼ばれるアーウィン種。台湾ではこれを含めて大きく分けると 3 つ、細かく分けると 20 種類のマンゴーが流通しているんだそう。20 種の写真はこちら

一つは「土芒果」と呼ばれる台湾の在来種。アップルマンゴーに比べるとふた回りほど小さく、皮の色は緑がかっている。もう一つは「金煌」に代表される皮が黄色くてサイズが大きなもの。今回、たまたまわが家にその代表格 3 種のマンゴーが揃ったので、食べ比べてみた。

アップルマンゴーは食べやすく、甘みがやや強め。土芒果の味はアップルマンゴーに近く、やや濃いめの味。ほかと比べると身の繊維がしっかりしている。金煌芒果は今回初めていただいたのだが、身がほかの 2 種に比べるとやや固め。食感は、熟してはいるけれど、ちょっと食べるのが早かったかなーくらいのバナナやモモのよう。糖度はほか 2 種に引けを取らない。愛文芒果(右)と金煌芒果(左)の切り口はこんな感じ。

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マンゴーはその実には、ビタミン A、C、カロテン、葉酸など、豊富な栄養が含まれていて、近頃では美容効果をうたう記事も散見される。確かにそうなのだけれど、1 点だけ注意しておきたいのはマンゴーはウルシ科だ、ということ。ウルシといえばかぶれの代表植物だ。漆器の材料にもなるが、触るだけで肌が赤くかぶれ、湿疹が出ることも。台湾では、肌の弱い人はマンゴーを食べないように言われる。まあ、マンゴーだけではないことだけれど、念のため。

…と余計なお世話を加えたが、マンゴーの旬はまさに今。ぜひ、台湾の夏、マンゴーの夏を堪能していただきたい。

参考)
果物ナビ 台湾行政院農業委員会 BINGO MANGO「マンゴーの栄養素

 

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