短期留学という選択肢を、社会人が大いに利用する方法。

feijishang

早い人はそろそろ今年の夏休みの計画を立てている頃ではないだろうか。休みの中でも、長期休暇のことを考えるのは、社会人が長くなると特に心踊る。1月に新しいカレンダーを手に取ると、どこで有給を使うか計画を立て、実際の中身は近くなってからいろいろと具体化する、考えるだけで楽しくなる。

ところで、あなたが日本で中国語を勉強しているなら、あるいはこれから長期留学を控えているなら、選択肢の一つとして夏休みを利用した短期留学はどうだろうか。短くても休みをめいっぱい使って留学する。毎日授業を受けて、現地の空気にたっぷり浸かって普段できない時間を過ごす。すると、結構、いろんなことが見えてくる。

 

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日本で働いていた頃、二度、1 週間ほどの超短期留学をした。一度は個人手配で、台北の語学学校に通ってプライベートレッスンを受け、学校から紹介されたお宅にホームステイ。二度めは留学エージェントによる社会人向けプログラムで、クラス授業を受け、大学付属の宿に泊まった。

主な目的は長期留学に向けた下見だった。

自分が求めているのは、1 対 1 の授業なのか、それともほかの人たちと一緒に学ぶクラス授業なのか、それを見極め、なおかつ台北で長期間暮らしていけるかを考えるものだった。考えられる選択肢をあげ、実際に体験して自分の中でつぶしていく、という作業だ。

これまでにも書いている(過去記事「台湾留学前の準備あれこれ」)けれど、留学は決して安くはないお金をつぎ込む。言ってみれば人生に対する投資で、その投資についてちゃんと考えるには何はさておき投資先のことを知らないと、と思ったのだった。

結果として、実際に自分の求めている授業がよくわかり、長期留学で自分がどこで何をするか、くっきりと自分の中で思い描くことができた。それに、1 週間の滞在でどのくらいのお金を消費するものなのか、長期の滞在費も具体的に見えてきた。

社会人になって、それなりの年齢で仕事を辞めて長期留学を考えた身としては、やっぱりどこかで「失敗できない」と思っていたのかもしれない。正社員の職もマンションも投げ打って留学するのだから、留学で(ああしておけばよかった)と思いそうなことは前もって解決しておきたい、と。ま、その割には留学後のことをあんまり考えていなかったのだけれど。

その二度の短期留学を通じて、社会人で台湾が好き、中国語を勉強している、という人たちが、何度も短期留学していることを知った。(ああ、そういう活用の仕方もあるんだ)となんだか目からうろこだった。社会人になると、仕事で中国語を使うのでもない限り、中国語環境に浸かることは難しい。今の仕事は辞められないけれど、せめて休みは普段できないことをしたい、そんなふうだった。中国語力のブラッシュアップには持ってこいの方法だ。

短期留学の目的は、人によってそれぞれだ。社会人なら学生気分を味わいたい人から、現地の暮らしに触れたい人、あるいは長期は無理だけど短期なら行けるという人もいるかもしれない。ただ、目的がなければならない、というものでもない。リフレッシュ、ということだって十分な目的だ。

留学期間の長短に関係なく、さらに大事なのは人生を自分のものにできているかという点だろう。何しろ、留学なんて誰かに頼まれてやるものではなく、自分で決めること。その決めたことをどうやって楽しむか。楽しめるようにどう工夫するか。知識ではない、知恵をどう使うか。それが試されるんじゃないか。

誰のものでもない、自分の人生をこそ、おおいに謳歌したいものだ。

 


 

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