台湾ドラマ『CSICー鑑識英雄』が、オモシロい。

csic

ドラマというと、どんなストーリーを思い浮かべるだろうか。恋愛? コメディ? あるいはサスペンス? いろいろあるけれど、台湾ドラマの王道というと、やっぱりラブコメだろう。よくあるパターンは超お金持ちのダンシと真逆の環境で育ったジョシがひょんなことから出会って……というものだったのだけれど、いつからだろう、少し角度の違ったドラマが登場するようになった。

2010 年に台湾で放送が始まったドラマ『結婚って、幸せですか』(原題:犀利人妻)は、10 年連れ添った夫婦に訪れた危機と、主人公である女性の生き方にスポットが当てられた。このドラマでいう危機とはつまり夫の浮気である。その浮気相手を表す「小三」という語は、このドラマから流行したという。流行語まで生み出したという意味ですごく画期的。さらに 2012 年には映画化され、ドラマのその後が描かれた。

 

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以前の王道ドラマとの違いは、白馬の王子様系のストーリーではなく、どこかにありそうな、もしかしたら手に届きそうな、そんな設定ということ。王子様が現れて救い出してくれる話ではなく、自分で歩いていくところが画期的なドラマだった。

その後ヒットした『イタズラな恋愛白書』(原題:我可能不會愛你)などでも、極端なお金持ちという設定はなく、いわば普通の人の生活が描かれていて、とても好感が持てた。

画期的ということでは、2009 年のドラマ『Black & White』(原題:痞子英雄)もよかった。刑事物で、アクションもあれば、爆破もあり、恋愛もありで、ストーリーにはいろいろに仕掛けがなされていて、事件の謎解き部分もしっかりと楽しめる作品だった。その後、関連の映画が 2 本、製作されている。

最近、CM がなんだかオモシロそうだったので、とあるドラマを観てみた。現在放送中の『CSICー鑑識英雄』である。予告では全 13 話で、折り返しを過ぎたところ。

文字通り、鑑識を舞台にしたドラマで、1話ごとに事件は変わり、犯人を捕まえるまでのプロセスや鑑識の手法がさまざまなことに加え、事件の裏にあるストーリーも、親子愛、復讐、嫉妬、狂気など、角度が変わってオモシロい。どこかアメリカのドラマ『CSI:科学捜査班』を思わせる。

俳優陣も充実している。『結婚って、幸せですか』の愛琳姐・蔡淑臻(ジャネル・ツァイ)、映画『セデック・バレ』で花岡二郎役を演じた蘇達(スー・ダー)、『僕の Sweet Devil』(原題:海派甜心)で記憶を失った主人公が転がり込んだ雑貨店の娘役を演じた紀培慧、『Black & White』で国防部長役を演じた陶傳正など、台湾ドラマ・映画好きならきっとどこかで見たことのある顔が揃う。

あとは…と調べてみたら、鑑識チームをとりまとめる林士堯役の王識賢は、映画『モンガに散る』(原題:艋舺)にも登場している。また、愛琳姐の恋のお相手は、周孝安。日本ではあまり馴染みはないかもしれないけれど、最近ではドラマ『風水世家』という 426 話(!)にも及ぶヒットドラマにも 28 話登場した。

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中国語学習という面からすると、刑事物は独特の専門用語が出てくるので、難易度としてはやや高くなる。だが、ストーリー自体は比較的わかりやすく、人間の感情という誰にとっても身近なテーマが主軸になっているので、理解しやすいだろう。

今のところ、過去放送分はオフィシャルチャンネルとしてまとめられている。残り 5 話、引き続き楽しんでみてみるつもりだ。

 


 

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