文字系フリーランスがスキルを磨くためのいくつかの方法。

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仕事上でのスキルアップというと資格の有無に目線がいきがちだ。だから、あまり意識されないことかもしれないけれど、フリーランスの立場になってわかった日常的なスキルアップの機会というのがある。

それは、会社組織で複数の人間が集まると、スキルや知識の違いがあって教わったり教えたりする機会が自然とあり、それが相互作用としてスキルアップに繋がるということ。フリーランスだと必然としてこの機会が失われる。だが、機会がまったくなくなるわけではない。では、どうやって日常のスキルアップを重ねるのか。その具体的な方法をまとめてみることにした。

ちなみに、見出しには「文字系」と書いたけれど、ある意味、どんな仕事にも共通することなんじゃないかなあと思っている。ご参考までに。

 

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テキストを読むはデフォルト

フリーランスかどうかにかかわらず、文字にかかわる仕事をしている以上、テキストを読むのはデフォルトだ。本を読む、文章を読む、WEB サイトを読む、これらは視野を広げ、知識を蓄えるために大事なことだ。準備体操というか筋トレというか、とにかく必須の姿勢だろう。

自分の業務範囲にかかわるジャンルはもちろん、本ならフィクション、ノンフィクション、実用書まで、デジタルコンテンツならWEB、メルマガやキュレーションサイトなど、横にも縦にも広く目を通しておきたい。違うジャンルやメディアのテキストを追うことで、それぞれにおける頻出語、頻出文型、使用表記の違いなどが見えてくる。特にビジネス文書の翻訳校正をしていると、こういう「置かれた場所の違い」を理解しているかどうかが結構カギだなあと感じる。

他者からフィードバックをもらう

ライター、編集、翻訳といった文字系のフリーランスは、常に「読み手」を意識する立場にある。ただ、書き手が読み手の立場になるのは、案外難しいことでもある。だからこそ他者からのフィードバックは必須で、さらに学びの機会になる。ライターなら編集者から、実務翻訳なら受注先からなどなど、フィードバックを得る機会は多い。

問題は受け止め方だ。自分の書いた文章を直されるのは基本的に気持ちのいいものではない。受け止める際の心構えが必要になる。フィードバックを自分自身に向けるのではなく、そのテキストの未来に向けるようにしたい。その上で、自分が補う必要のある視点はどこなのか、吸収していく。原因ではなく、よりよい結果につなげるようにしたい。

オンラインの学習機会を得る

この方法はちょっと特殊かもしれないのだが、有り難いことに、このところ立て続けに仕事先からオンライン研修の案内をいただいたので、方法の一つに加えた。具体的に得た機会の一つは、お世話になっている翻訳会社ミエトランスレーションで始まった研修。翻訳や翻訳校正の際に役立つ具体的なスキルを知る機会となっている。

翻訳の仕事にかかわるようになって知ったことだが、こういった機会を設ける翻訳会社は多くないらしい。翻訳者が納品した訳稿へのフィードバックがない、品質の管理に対する意識が低い、という話を見かける。これ、たとえば翻訳者がライターで、翻訳会社が編集者に変わったら、と思うとちょっとゾクッとする。

もう一つは、クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」が提携しているオンラインの動画学習サイト schoo の授業。メールで無料講座の案内が届いて、試しに受講してみた。選んだのはコンテンツマーケティングや SEO の講座。

横道にそれるが、schoo の代表がインタビューで話しているけれど、PPT の作り方はや見せ方はもはやその講座の質に直結しているんじゃないだろうか。よい PPT 、よい板書はわかりやすい。これ、編集者やデザイナー、教師には参考になる。

それまでと違う人と仕事する

会社員なら、ジョブローテーション、つまりは異動で別の部署に移ったり、立場が変わったりして、おのずと違う視点になる。フリーランスにはこういう機会はないけれど、似たような環境を作ることができる。それが、「それまでとは違う人と仕事する」こと。これによって、実はいろいろなことが見えてくる。

ほかの人はどんなインフラやスキルを持ち、どんなふうに仕事を進めるのか、資料やデータをどんなふうに見るのか、さらに自分に足りない点は何か、生かせることはないか。また逆に、自分が持っているスキルや強みも見えてくる。

仕事のやり方なんていうのは一つではない。いろいろな立場や考え方、ものの見方がある。大事なのは別の人の発想やアイデアをオモシロがれること、かもしれない。フリーランスだからこそ、の立場を最大限に生かしつつ、仕事のスキルも磨いていきたいもんである。

参考)「教育・学習の会社」を作ろうとは思わない。schoo森氏が目指すのは「人間を変えるサービス」

 

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