台湾の披露宴マナーあれこれ

hongbao…と、昨日のポストで国際結婚を概観したのは、やっぱり自分がそういう立場になるから。このところ披露宴なるものの準備をしながら、原稿書いたり、編集したり、翻訳校正したりしている。披露宴に参加する友人たちからは連日、あれこれ質問が届く。それがまた(ああ、そうだよねー)(そっか、それも考えなきゃな)的なことばかりで、これまたオモシロい。年間に 800 組も台湾人と結婚する日本人がいるそうなので、披露宴に参加する人も多いのではないだろうか。そんなわけで、友人たちから訊ねられた代表的な質問と回答をまとめてみたので紹介しよう。

 

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「服装はどうしたらいい?」

ダントツで訊かれたのがこれ。やっぱり、日本だと披露宴に参加する際の服装に気を遣う。自分が台湾の結婚式に出たのは一度きりでよくわからず、いろんな人に訊いて回ったけれど、全員がカジュアルで OK との答え。中には、ジーンズ姿の人もいるのだそうで、ヘアメイクなども含めてバッチリという日本式の姿は見られない。また、台湾の人たちは、人の服装に構わない。日本のように服装で人を判断したりもしない。普段の服装に対する意識が異なる、ということも付け加えておく。

「ご祝儀ってどうすればいいかな?」

実は今回、日本側で声をかけた友人たちには、「申し訳ないけれどお車代が出せないので、台湾旅行に来るような気持ちで、手ぶらでいらしてくださるようならぜひ」とアナウンスした。渡航費を考えたらご祝儀なんて、とてもじゃないけれど受け取れない。だが、大学を台湾で卒業した友人から「包まないのは逆に丟人(顔を潰す)だからだめ」と言われた。ということで、一般的なご祝儀の包み方を。

台湾ではお年玉、お祝いなどの際、紅包(ほんばお)と呼ばれるご祝儀袋を使う(写真参照)。街の文具店やコンビニ、ネットで買える。文字通りの真っ赤な袋だが、ここで注意したいのは縁起のよい色は文化によって違うこと。日本では紅白が祝儀に用いられるが、台湾では白は不祝儀、つまり葬儀に用いる色で、お祝い事では御法度だ。日本の水引の付いたご祝儀袋は、白地のものが多いが、台湾の人が白地のものを見ると(え!?)と思うらしい。お祝いを何に入れるかは「いやでも、日本式はこうだから」と思うか、「じゃ、台湾式に合わせるか」とするかは個人で判断してほしい。ちなみに最初に日本式の水引でお祝いをいただいた際、わが家では異文化衝突となったのだが、それもまたいい機会だったと考えている。

次に包む金額だが、同世代の友人として妥当なのは 2,600 元だそう。日本とは逆で偶数が対(つい)を表すため、好んで用いられる。新郎新婦との関係性によって日本と同じように金額は上下するが、避けるのは日本と同じ「4」。2,200 元という金額を紹介しているサイトもあるが、人によっては「2 と 2 を足すと 4」と連想させるので、避けたほうが無難。親戚や親友などの間柄なら 6,000 元、6,600 元あたりが好まれる。

また別の目安として、1 卓いくらでお料理を準備しているか、開催する場所はどの程度のホテルなのか、といったことも勘案する。ただ、日本人にはホテルのランクなどわかりようもないことだし、日本と同じようにこれが正解、というのがはっきりと存在するわけでもない。あくまで目安。主催側からすれば来てくださるだけで十分にうれしいので、どうかあまり悩まないでほしい。

あ、もう一つ。招待状にあたる喜帖を受け取ったら、必ずご祝儀を包まなければならないんだそう。ご注意を。

「何時に行けばいい?」

日本では時間通りに行くのが当たり前だが、台湾には台湾タイムがある。わたしと大哥の場合、招待状には「6 時」と記したものの、準備の段階で大哥から「台湾人が集まってくるのは 6 時半くらいからだから、日本のお客さんにもそのくらいって伝えておいて。お料理を出し始めるのは 7 時からだからね」と言われた。これも一つの目安にしてほしい。

 

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以上、服装、祝儀袋、到着時間のポイントを、わが家の場合を例にまとめてみた。相手との関係性や、親密度でも変わるので、一つの目安として考えてほしい。またその他の違いとして、受付ですぐにご祝儀袋の中身を確認されること、日本式の引き出物はないこと、参加者に出欠を取らないと言われているが実は取ること、近所の人がぶらっと来ると聞いていたが今は少なくなっているなどなど、いろんなことがとにかく違う。ただ言えるのは、台湾の結婚式も形式や意識が、時代とともに変わってきているのだろう。いずれにせよ、祝う気持ちだけで十分ではないだろうか。

 

 

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