台湾の不動産事情あれこれ

budong台湾留学前に一つ大きな難題となるのは、住むところだろう。理由は、特に台北にある各大学で留学生向けの住居が用意されていない、というのが大きい。市内には各大学留学生が利用できるよう国際学舎という施設があるのだけれど、学校まで少し距離がある。ネットで調べていると、どうやら最初に国際学舎を借りても、その後は自分で借りるのが一般的のようだった。結局、わたしは短期留学でお世話になったお宅に、長期契約させてもらえないか交渉して住むところを確保した。学校までの距離は徒歩 5 分という超絶の近さで、ホームステイというスタイルも心強かった。ちなみに、わたし以外、ホームステイだという人は記憶にない。

 

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さて、こうして留学生が住む場所に苦労するのは、台北の住宅事情に一因があるのだとわかったのは留学後しばらく経ってからのことだ。一つには、日本のような一人暮らしを前提とした 1K、1DK といった造りの住宅はほとんど見かけない。一般的な住宅の構造はファミリータイプで、だからルームシェアをしている人が少なくない。周囲の留学生も、なんやかやとツテを頼って誰かとシェアしている人ばかりだった。もちろん自力で部屋を見つけた強者もいた。

では留学生以外の、台北の住宅事情はどうなっているのだろうか。わが家には連日、不動産屋のチラシが舞い込んでくる。中古マンションの価格を見ていると、驚く数字が並んでいる。

   13 坪 1,680 萬元
 18.17 坪 1,410 萬元
 20.53 坪 1,980 萬元

たとえば本日現在の為替レート(台湾ドル1=日本円3.72)で換算すると、次のようになる。

 42.98m2 6,252 万円
 60.07m2 5,247 万円
 67.87m2 7,369 万円

日本並の給料をもらってたって台北の中古マンション購入するのは夢のまた夢だ。ちなみに、台湾の大卒初任給はだいたい 22,000〜25,000 元。

つい先日、大哥の友人で不動産をいくつか持っているという人に話を聞く機会があった。「たとえ日本の給料だって台北の不動産は買えない金額だと思うんだけど、なんでこんなに高いの?」「投資家が買うからだよ。一般の人は無理だね」

どう考えても日本より高いんだよなあ、と調べてみたら、こんな資料があった。「アジア等の都市の集合住宅地の調査地点の住宅価格の比較」という項で、2013 年データで東京 100に対して、シンガポール 684.4、香港 483.9、台北 173.3、北京 169.0、上海 140.8という数字になっている。

参考)平成25年世界地価等調査結果(公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会)

台北の話どころではない。アジア各地の不動産価格は東京を上回っていた。香港が高そうなのはなんとなく理解できるんだけれど、シンガポールよりも北京よりも上海よりも東京は不動産が安い、というこれらの数字をどう理解したらいいのかよくわからないでいる。これからの世の中、投資家以外は住宅を手にできない、ということなんだろうか。

日本では、10年くらい前から変動金利だけでなく、10 年、30 年といった長期固定ローンで低金利のものが商品として増えてきている。台湾での住宅ローンがどうなっているのかは引き続き調べてみる。今日はここまで。しかし…なんだかなあ。

 


 

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