日台交通費考

Jpeg海外に滞在している人はそろそろ年末年始を日本で過ごす準備をしているかもしれない。台湾は旧暦の時間軸で 1 年を考えるので元旦以外は普通の日。海外で結婚などして一時帰国をする予定の方におすすめしたいのは、JAPAN RAIL PASS だ。一定期間、JR が乗り放題になる格安チケットだ。前回の帰国直前にとある方から教えていただき、即購入、東京→長野→京都→姫路と大移動するのに大助かりだった。このバスがあったから姫路まで足を延ばしたくらい。ただし、外国人かその配偶者、という決まりがある。先のリンク先は日本語のサイトだけれど、このほかに英語、中国語、フランス語、韓国語のサイトもあるので、必要のある方は http://www.japanrailpass.net/ をたどってみてほしい。ちなみに、まだ試してないが飛行機も安くなるんだそう。日本に帰国する前に仮チケット(写真)を購入しておく必要があり、指定の場所で本チケットへ切り替える手続きが必要なので、その点はくれぐれもご注意を。

 

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その一時帰国から帰ってきてからというもの、大哥は機会あるごとに友人たちにこのパスのことを紹介していた。「日本の交通費ってめちゃめちゃ高いんだよ。だけど、このパスを買っておけば安くなる。いいサービスだよなあ」と。台湾の交通費に慣れてきた今となっては、日本の交通費はもはやとんでもない金額にしか見えない。台北の大人の初乗り料金をまとめておく。レートは本日現在 3.78 なのでざっくり 4 倍で計算。

台北MRT 20 元(80 円)
市内バス 15 元(60 円)
タクシー 70 元(280 円)

日本の地下鉄 165 円、バス 210 円、タクシー 730 円と比較すると、その高さ(安さ)が実感できるのではないだろうか。日本人旅行者から見れば、台湾のタクシーは安く見えるかもしれないけれど、やっぱり贅沢な乗り物であることに違いはない。

ところで、今の校正の仕事を始める際、老闆(社長)から「あ、日本みたいに会社が交通費を負担することは台湾ではありませんので、ご理解ください」と言われた。交通費は自腹なんである。台湾と日本では、こんなところも異なるのか、と新鮮だった。台湾では通勤も下手すると徒歩圏内、あるいは利用手段はバイクだったりする。

わたしの住む台北は、東京に比べたらずっとずっとコンパクトで、移動はかなり楽チンだ。時々、台湾人から「え、MRT 乗れるの? バスも乗れるんだ。すごいねえ!」と言われるのだけれど、東京の交通網を考えたらちっとも複雑ではない。最寄り駅まで 1 時間半かかっていた身としては、東京で暮らすようになってからのほうがずっと大変だった。

東京では、通勤 1 時間、月額 1 万円を軽く超えていた。昔の同僚の中には通勤片道 2 時間半、月額 3 万かけて通勤しているツワモノもいたくらいなのだけれど、台湾で片道 1 時間以上かけて通勤する人って、今のところ聞いたことはない。たとえば、台北から左栄まで新幹線使えば 1 時間半〜2 時間。そんなふうにして連日通っているなんて人はいるんだろうか。

そう考えていくと、長時間かけて遠くの会社に行く、その働き方がそもそもどうなんだろうかと思い始めている。日本では在宅勤務があちこちでいわれるようになってきた。もしかしたら、働く側も通勤にかかる時間コストについてまじめに考慮すべき時期なのかもしれない。そして、雇う側も交通費コストと在宅勤務コストを天秤にかけたっていいんじゃないだろうか。……なんてことを考えるんである。

 


 

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One Thought on “日台交通費考

  1. Pingback: 通勤手当廃止論に思う | フリーランスな台湾暮らし

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