台湾旅行なら、スーパーより市場がオモシロい。

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海外旅行に行くと、その土地のスーパーに立ち寄る、という人は少なくないだろう。実際、流通しているモノが違うと、いろんな違いが見えてくる。陳列棚の様子、パッケージの方法やそのデザイン、大きさ、ラベルの内容、字体など、実は中身は大して変わらないものでも、ほかのあらゆるところの違いが重なって、大きな違いが生まれる。だから、オモシロい。

ただ、こと台湾に関して言うと、スーパーもオモシロいけど、市場はもっとオモシロいよ!と言いたい。いくつか理由があるので、今回はそれをまとめながら台湾の市場について紹介したい。

 

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日本にはないバショ

日本で食料品を買う場所というと、スーパー、コンビニ、宅配、デパート、小売店、道の駅、露店といったあたりだろうか。台湾の市場は、そのどれでもない姿をしている。POSレジもなければ、買い物かごもカートもない。棚はあっても日本のようなキッチリカッチリ理路整然と商品が並ぶ棚はない、あんまり。

市場は市内の各所にあって、公式サイトによると、分類もいろいろ。ちょっと複雑なのでこの話はまた別の機会に。区域内にあるお店は、地面にシートを敷き、その上に商品を並べるだけのお店もあれば、テントの下に品物台があって、そこで商品を売るお店もあるし、店舗を持って販売しているお店もある。バラエティに富んでいる。

パック詰めではなく量り売り

野菜はもちろん、肉も魚も、パック詰めされていない。量り売りなので、野菜であればお店の人に皮をむいてもらったり、肉や魚は量もだけれど希望の形や大きさに切ってもらう。ちなみに魚のウロコも内臓もお店の人が処理してくれる。

たとえば鶏肉ならムネとモモだけではなく、頭、足、モツ、カワなど、さまざまな部位が並んでいる。豚も同じ。ふと見ると真横に顔があったりして、ちょっとびっくりする。けど、生き物をいただくのだ、というのがはっきりとわかる。

日本で食品を買うと、パックごみが大量になるけれど、市場ではそもそもパック詰めされないから、そのごみが出ない。ただ、ビニール袋はかなりの量に。

台湾の暮らしが見える

売られているのは、食料品だけではない。ストッキングや靴下、装飾品や洋服などもある。食料品も、材料だけではなく、加工食品、冷凍食品、お惣菜、調味料、乾物などなど。数え上げたらきりがない。昔見たお祭りの夜市みたいな雰囲気がある。

市場で交わされる言葉は、中国語だけではない。場所にもよるけれど、台湾語はこれまた普通に飛び交っている。

日本では「市場」というと築地市場があまりにも有名だけれど、あのプロ意識みなぎる様子ともまたまったく違う。気さくで、多くの人や言葉が行き交い、食と日常がつまっている。そんな場所だ。

市場の写真を載せようかと思ったのだけれど、今回はあえてやめておく。いつだったか、とある取材相手が言っていた。「今ではテレビカメラがヒマラヤの頂上の景色とか映しちゃうでしょ? でもあれ、止めたらいいのに、と思う。だって、見えないから行きたいと思うんじゃない?」ーーこれにまったく同感、なんである。

 

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